開催日
2012年7月28日
開催場所
千葉県松戸市
パフォーマー
お問い合わせ内容
千葉県松戸市の老人ホームの夏祭りにて中国雑技の公演を実施したいというお問い合わせをいただきました。この老人ホームは昨年の夏祭りに三味線奏者を派遣したことがあり、今年の夏祭りは中国雑技で入居者や地域のみなさんを楽しませて欲しいとのことでした。
中国雑技演者の紹介
昨年のように老人ホームの駐車場、屋外でのパフォーマンスだったので、高さも迫力ある「椅子のバランス」できる演者と華やかな女性演者の2名と進行役1名の計3名を派遣しました。演者2名は中国の雑技学校出身で、現在は日本国内のイベントやパーティーなどに出演。伝統ある中国雑技を日本のみなさんに楽しんでもらっています。
会場の様子
会場の作りとしては昨年とほぼ同じで、中央には盆踊りなどが開催されるやぐらが建てられ、その周りには職員さんによる焼きそばかき氷、ジュースの屋台や子ども達に楽しんでもらうゲームコーナーなどが出ていました。暑い1日でしたが、この夏祭りに参加しようと200名以上の方が会場にお集まりになられていました。
中国雑技公演の様子
照明施設がないため、まだ日の高い午後5時ごろより中国雑技のショーは開催されました。やぐらをステージがわりに行いました。その時間に合わせて、職員さんが入居者のみなさんをやぐらが見えやすい位置に移動してくれましたので、たくさんの方の視線がやぐらに向けられていました。
ショーでは、4つの雑技をご覧いただきました。披露する前に各雑技の説明や歴史などを進行役からみなさんにご説明させていただきました。ちなみに進行役もチャイナドレスを着て、雰囲気を盛り上げました。肝心のショーの方ですが、まずは一本の紐で中国こまを操る雑技「こま回し」を女性演者が披露。軽快で華やかなパフォーマンスで会場を盛り上げると、続いて男性演者による雑技「壺芸」を披露。大きな壺を頭やおでこに乗せたままバランスを取るという高い集中力を必要とするパフォーマンスです。次は女性演者による「一輪車の芸」をご覧いたきました。通常の一輪車とは違いサドルが高い位置にある一輪車に乗ったまま、足でお椀を次々に蹴り上げ、頭に載せていくという雑技で、全てのお椀が載ると大きな歓声が起こっていました。そして、最後は「椅子のバランス」を披露。これは不安定なやぐらではなく、アスファルトで行いました。写真のように椅子を何個も積み重ねてその上でアクロバットを決めると、この日一番の拍手を演者に送っていただくことができました。
こうして中国雑技公演は最初から最後までスリリングな芸の数々にみなさんに興奮しながらお楽しみいただけました。老人ホームの担当者さんも「徐々に難易度が上がっていく構成がよかった!」などご満足されている様子でした。
総評
夕方になってもまだまだ暑い中での公演となり、各演者も汗だくになりながらそれぞれの芸をこなしていました。しかし、結果、観客のみなさんからは温かい歓声、拍手を返してもらうことができ、進行役を含めて終わった後には「楽しかった!」と言っていました。我々としても昨年に続いてパフォーマンスの種類の違いはあれど、ご依頼をいただけ、再びこうして盛り上げることができ嬉しく思います。