開催日
2011年8月7日
開催場所
福島県白河市
パフォーマー
江戸太神楽
お問い合わせ内容
福島県白河市の老人ホームさんから夏祭りのアトラクションに関するお問い合わせをいただきました。入所者とそのご家族、地域の住民の方をお招きしての夏祭りを盛り上げてくれる方を派遣してほしいとのことでした。
パフォーマーの紹介
大道芸なども候補に上がりましたが、入所している高齢者の方達に一番に楽しんでもらいたいということでしたので、江戸太神楽をご提案しました。そして、当日お伺いしたのは江戸太神楽演者でも数少ない女性の演者で、国内に留まらず、海外での公演の経験もございます。老人ホームさんなどの施設への出張経験も多く、伝統ある江戸太神楽を現代のみなさんに伝えるため精力的に活動しています。
会場の様子
白河市の中心部から少し離れた場所にあり、周りが自然豊かな老人ホームさんにお伺いしました。当日は夕立ちが一度降ったものの夏祭りの開催に影響はなく、無事に開催されました。施設の駐車場に職員のみなさんによる屋台が出ており、近所の和太鼓クラブの演奏会、ボランティア有志による神輿演舞なども行われ、非常に賑やかなお祭りでした。
ショーの様子
お祭り自体は午後4時くらいから近隣住民などが屋台のお食事などを楽しまれるという形で始まっておりました。そして、涼しくなってきた午後6時くらいに室内で待機していた施設入居者のみなさんも会場である駐車場まで出てきてもらい、和太鼓演奏などといった一連の催しが実施されました。江戸太神楽ショーはその催しの最後を飾らせていただきました。
日も大分傾き、提灯の灯りを照明代わりに実施しました。まずは、太神楽の代表演目である傘回しをご覧いただきました。ボールや枡などを回したり、上の写真の様に施設利用者さんに投げてもらったボールを回したりしました。この演目に観客のみなさんの関心、興味を一気に集めることができました。その後は撥を使ったジャグリング、顎に立てた台の上にお茶碗を積み上げていく曲芸などを次々と披露していきました。観客のみなさんは一つ一つの曲芸が見事決まる度に大きな拍手、歓声が起こっていました。そして、最後に「水雲井の曲」と呼ばれる曲芸を披露しました。竿の先に水の入ったガラスのコップを乗せ、細長い紐の上でバランスを取るという大技で、さすがの演者も緊張している様子で観客のみなさんも一瞬静まり返りましたが、見事に成功させ、この日一番大きな拍手を送っていただきました。
こうして、ちょうど日も落ちたところで、ショーは終了。退場の時もみなさんの温かい拍手を送っていただけました。
総評
老人ホームのご担当者さんからも「とても楽しく、みんなが喜んでいました」とお礼を言っていただけました。演者自身も「みなさんが楽しそうにご覧になってくれ嬉しかった」と喜んでいました。