老人ホームクリスマスイベントにて三味線演奏会を開催！in東京・小平市

三味線奏者の紹介

　当初は大道芸でお話を進めていましたが、入居者の中には視力の悪い方もいらしゃっるという点を考慮し、音楽系のパフォーマンス。そして、老人ホームなどの施設にも出張経験のある男性の三味線奏者をご提案しました。津軽三味線や沖縄の三線を使い、数々のコンクールでも優秀な成績を残し、テレビ番組にも出演を果たすといった実績以外にも、三味線を海外にも伝える活動にも積極的に参加している奏者です。

会場の様子

　老人ホームの入居者とそのご家族が５０名ほど集まられてのイベントでした。会場となった施設内の食堂で、テーブルなどを移動してスペースを確保してもらいました。また、三味線は生音が小さい楽器ですので、みなさんに聞こえるようにマイクをトーク用と合わせて２本ご準備してもらいました。

三味線ステージの様子

　午後２時ごろ、みなさんが食堂に集まられ、三味線演奏会の幕は上がりました。

　今回はクリスマスイベントということで、老人ホームでよく演奏している「じょんがら節」「黒田節」「ソーラン節」などの民謡のほかにクリスマスソングも演奏しました。みなさんに馴染みのある曲ばかりでしたので、曲に合わせて手拍子や一緒に唄ってくださる方もいらっしゃいました。また、みなさんからリクエストを募り、長唄三味線も一節演奏したり津軽三味線弾きで盛り上がっていただきました。そして、最後には「カチャーシー」でみなさんに踊っていただきました。

　こうして、約３０分に渡る演奏会でしたが、三味線奏者自身も楽しんで演奏することができました。老人ホームの職員さんも普段が物静かな入居者さんが違った表情を見せていたことに驚かれているなど、ご好評だったようです。

総評

　過去に地元サークルの大正琴の演奏会も開催したことのある老人ホームさんで、三味線の生音演奏の難しさなどを把握していてくださったので、当日の打ち合わせもスムーズにいきました。おかげで、本番もトラブルなく終えることが出来ました。