開催日
2010年6月18日
開催場所
静岡県裾野市
パフォーマー
中国雑技 3名
お問い合わせ内容
静岡県裾野市の市民文化センターにおいて社会福祉法人様の設立40周年記念行事が催されることになり、キャスティングもろもろをイベントパートナーにご依頼くださいました。そこで、弊社の特選大道芸にもなっている風船太郎、くるくるシルクに中国雑技演者、さらには記念行事の総合司会に女性MCを派遣させていただきました。
ここでは、中国雑技のレポートをさせていただきます。
風船太郎・くるくるシルクのレポートはこちらです。
中国雑技演者の紹介
本場中国から来日して、現在は日本で活動する中国芸能の団体からメンバーがお伺いしました。今回のような公共施設における国際友好交流や祭り、各種イベント、ホテルのディナーショー、学校公演など、日本全国各地で公演活動を繰り広げています。中国雑技以外にも、京劇、雑技、武術、民族楽器演奏、舞踊、歌、マジック、獅子舞、龍の舞、少数民族舞踊ファッションショーなどと多彩な演目になっています。
会場の様子
会場は1,200人収容可能な「裾野文化市民センター」の大ホールでした。中国雑技の公演をやる際にポイントとなってくるのが、ステージから天井までの高さです。高ければ高いほどよりダイナミックな演目を行うことができます。今回のステージは間口18m×奥行18m×天井高さ9mと申し分のない広さでした。
中国雑技パフォーマンスの様子
クライアント様である福祉法人様運営の保育園や老人ホームの利用者を集めた昼の部、一般のお客様にチケットを販売して行われた夜の部に分けて、この日は2回の公演をさせていただきました。
演目は、何枚もの皿を軽やかに回しながら、色々なポーズをとります。満開の桜の花のように華やかな、中国伝統芸の代表する芸である「皿回し」。長い鞭を意のままに操り、絶妙な技を披露します。離れたところに立っている人の持っている紙を、細かくなるまで鞭で斬っていきます。また、口にくわえた花を鞭で打ち落としたりもしますが、もちろん人には当たらない神の鞭ともいえる「鞭の芸」。一瞬にして顔を変えてしまう妙技の「変面ショー」。京劇の動作も加えて10枚以上も顔を変えていきます。さらには一輪車に乗ったまま、足でお碗を次々に蹴り上げ、頭に載せていき、最後にはスプーンを蹴り上げ、蓋をしてしまう芸なども行いました。そして、先にも書きましたが、会場の天井の高さが重要な「椅子のバランス芸」。6個の椅子を次々と重ねて、その上に乗り、倒立や片手でバランスを取る手に汗握るスリリングな芸です。
どの芸も観客のみなさんのド肝を抜くものばかりで、一つ一つの演目に大歓声と拍手が起こっていました。特に「椅子のバランス芸」では椅子を積み上げていく度に「え~!!」と心配そうな声も聞こえてきました。しかし、成功すると今度は「オオッー!!」とこの日一番の盛り上がりをみせました。小さなお子様から大人のみなさんまで、中国伝統の様々な芸を楽しんでいただけました。
総評
最初は大道芸とは別の担当者から中国雑技について問い合わせがありましたが、話が進んでいくうちに、それぞれの担当者同士でも「同じイベントパートナーなら両方ともまとめて公演してもらおう」という感じになり、今回のご依頼が正式なものになっていくというエピソードがありました。風船太郎、くるくるシルク、中国雑技と3つの演目をご覧いただきましたが、どれも無事に終了し、安心しております。