特殊効果って何のことでしょうか？

特殊効果とは？

省略して「特効（とっこう）」と呼ばれることもあり、映画やテレビの撮影などで用いられる、人為的・機械的に実際にはありえない演出を作り出し映像やイベントを盛り上げる舞台効果です。
例えば例を上げるのであれば…

• 煙（スモーク）や光を生じさせたり雪を降らせる
• 背景に写真を用意して俳優の背後に非現実的な光景が広がっているように見せる
• ミニチュアを使用して戦場や天変地異などの壮大な光景を再現して見せる
• コンサート等で銀テープや紙ふぶきが噴出させる演出
• 花火や炎・シャボン玉を使った演出

などがあります。
そして、それを扱っている部門・スタッフのことも合わせて特殊効果と呼んでいます。

別名SFX

特殊効果は、別名SFX（エスエフエックス）とも呼ばれています。
ズバリ特殊効果の意味を持つ英語、「Special　Effects」から来ています。
単に頭文字を使用しているだけではないので、FX？どこから来てるの？と思われ方も多いと思いますが、この「FX」は「Effects」を文字った表記らしいのです。

特殊効果スタッフに必要な知識

特殊な演出や効果を行わなければならないため、映像や舞台演出に関する基礎知識や、斬新な演出を提案できるための想像力が求められます。
特にここ最近はデジタル機器を使った特殊効果が中心となってきていることから、パソコンや専用の器材・ソフトなどを使いこなせることが望ましいと言えます。
花火や炎・シャボン玉などを効果的に使用するため、化学に関する基礎知識もあると活かせるのではないでしょうか。
また、特殊効果用煙火を使用することもあり、火薬類取締法や消防法といった法律にも精通している必要性があります。

特殊効果の使用例

• 特殊効果スタッフのやりがいは、お客様をあっと驚かせることです。
• 昨今のライブやコンサートは、特殊効果を使用した演出がもはや珍しくありません。