開催日
2014年3月11日
開催場所
福島県相馬市
パフォーマー
お問い合わせ内容
福島県相馬市の養護学校の芸術鑑賞会に企画のご依頼をいただきました。卒業記念にという思いと震災から3年という区切りの日でもあるので、子ども達に楽しい思い出を増やしてあげたいとのことでした。養護学校ということで、小学生から高校生までいるということでしたので、幅広い年齢層にも人気で世界レベルの実力を持つジャグリングコンビ・桔梗ブラザーズをご提案しました。
桔梗ブラザーズの紹介
ご提案した桔梗ブラザーズは兄・篤(アツシ)と弟・崇(タカシ)の兄弟コンビジャグラーです。兄弟だからこその抜群のコンビネーションで繰り広げるジャグリングパフォーマンスは多くの人々を魅了しています。その活躍は日本国内に留まらず世界にも広がり、ジャグリングの世界大会でシルバーメダル獲得、「シルク・ドゥ・ソレイユ」のオーディション合格などその実力は世界にも認められ、今や日本が世界に誇るトップジャグラーです。
会場の様子
芸術鑑賞会が行われた当日は寒さはあったものの晴天にに恵まれました。この養護学校には体育館はなかったので、校内でも一番広い教室を会場に行われました。観客となったのはこの養護学校に通う小学生から高校生の子ども達と教員で合わせて150名くらいいらっしゃいました。
桔梗ブラザーズジャグリングショーの様子
午前中の授業時間を使って芸術鑑賞会は行われました。パフォーマー、ジャグリングを初めてご覧になる子達ばかりということもあって会場内の雰囲気はドキドキ・ワクワクといった空気が包んでいました。
予定時間となり、司会役の先生から紹介を受けて桔梗ブラザーズが登場すると、みなさんの大きな拍手が迎えてくれました。兄・篤がマイクを持って、みなさんに自己紹介をして早速、桔梗ブラザーズのジャグリングショーをご覧いただきました。ボールジャグリングを皮切りにディアボロ(中国ゴマ)のジャグリングやクラブを使ったジャグリングをご覧いただきました。その中でも特に盛り上がったのが、桔梗ブラザーズ自身も最も得意とするクラブジャグリング。今回は昨年の世界大会で披露した構成のパフォーマンスを再現しました。2人のコンビネーションと床に落ちそうで落ちないクラブに子ども達だけなく、教員のみなさんも興奮気味な様子でご覧になっていました。また、音楽に合わせて手拍子も起こるなど桔梗ブラザーズと観客のみなさんが一体になって盛り上がっていました。
こうして、震災から3年という特別な日に開催された芸術鑑賞会・桔梗ブラザーズジャグリングショーは最後まで大盛り上がりのうちに幕を閉じました。芸術鑑賞会担当の先生からも「児童生徒そして教員も含め、学校全員で楽しむことができました。すてきな思い出を子ども達に本当にありがとうございました。」というコメントを頂戴するなどご満足していただけたようでした。
総評
震災から3年経過したこの日。縁あって福島県でパフォーマンスをしたこと感慨深さがあります。子ども達にとっても忘れることのできない辛い日だと思いますが、迎えてくれた子ども達は笑顔でショーを楽しんでくれ、逆にこちらが元気をもらってしまったくらいでした。この笑顔を忘れずにこれからも頑張っていきたいと思います。