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動線って何のことでしょうか?
動線とは?
人の移動や行動を追ったものという意味で、既に存在する施設やウェブメディアなどを人がどう動いているかを知るための概念です。
イベントで言えば、例えば入り口からどういう道順でお客様が進まれるかというような、人が自然に動くときに通ると思われる経路を線であらわしたものになります。
各ブースがあるようなイベント会場であれば、各ブースごとにお客様が入りやすい動線を作り込むことが大切です。
大きなイベント会場では、お客様の動線を予測して会場を作り込むことが大事で、それを怠ってしまうと思わぬところで行列ができてしまったり混雑が起きてしまこともあるので事前の入念な準備が必要になることもあります。
他にはイベントパートナーで言いますと、パフォーマーが会場内に入らせて頂く際、大きな道具等を持ち込む場合などに、「搬入する際の動線」などという言い方をし、例えば玄関口から入って、幅何センチの通路を通って、その後エレベーターがあり、ステージの裏もしくは控室まで到達すると行った具合です。
前もって動線を確かめておかないと、当日になって搬入が出来ないといったトラブルや、搬入に予想外に時間がかかってしまったりしますので大きいものを運ぶときには注意が必要です。
動線の使用例
- 動線を意識してイベント会場を作り込むようにしています。
- 入り口のスタッフにもお客様の動線を把握して行動してもらってください。
イベント以外でも…
動線は、一般的に使われている言葉になります。
例えば家を建てる際にも設計士は、動線を考えて設計することが一般的です。
最近だと、キッチン→洗面室(洗濯機等)→洗濯物を干す場所(2階の場合は階段)がドア一枚で行き来できるような設計になっている家庭が多くなってきたように思います。
これは家事動線と言って、朝食の準備をしながら洗濯機をまわし、子どもたちの身支度を手伝うなんていう朝の忙しいお母さんが、出来るだけスムーズな動きができるよう考えられた動線になります。