開催日
2012年11月9日
開催場所
愛知県春日井市
パフォーマー
お問い合わせ内容
愛知県春日井市の中学校から太神楽の公演をお願いしたいというご依頼をいただきました。文化祭での芸術鑑賞イベントとして、生徒達に伝統芸能・太神楽を見る機会を与えたいとのことでした。
太神楽演者の紹介
東京を拠点に活動する太神楽演者を派遣しました。太神楽は様々な屋号があり、今回お伺いしたのは江戸時代に将軍家にも上覧したこともある一派を受け継ぐ演者達です。各種イベント、企業パーティー、結婚披露宴、各種福祉施設、学校など公演場所は屋内・屋外を問わず、多種多様な場所で活躍しています。また、豊富な海外公演の実績に基づいた英語での演技も可能で、外国のお客様を招いたイベントにも対応可能です。
会場の様子
太神楽公演の会場となったのは中学校の体育館。どこにでもある普通の体育館でした。今回の公演は350人近くの全校生徒と先生方、一部保護者の方にご覧いただきました。傘回しなど言葉やテレビで知っていても生でご覧になるのは初めてという方ばかりでした。
太神楽公演の様子
校長先生のご挨拶の後から早速、太神楽の公演をご覧いただきました。まずは、太神楽の演目でも一番ポピュラーな獅子舞を披露しました。(むしろ、獅子舞が太神楽の一つと思われてる方の方が少ないかもしれませんが・・・)
獅子舞の迫力ある姿に生徒達も興味津々の様子。ステージ上だけでなく、観客席にも下りて回遊したりもしました。また、獅子舞に噛まれると魔除けになると言われるので、何名かの生徒を噛ませてもらったりました。そして、15分ほど獅子舞をご覧いただいた後は、傘の上で色々な品物を廻す曲芸や数個の鞠や撥、輪などを放る曲芸といった太神楽の曲芸の数々をご覧いただきました。昔から日本人に愛されてきたパフォーマンスは現代の子ども達にも好評だったようで、立ち上がってご覧になる生徒もいました。特にあごに立てた台の上に4個のお茶碗を細い棒だけでバランスをとる曲芸が一番反響が大きかったです。(右写真参照)ただ棒でバランスを取るだけでなく、顎との間にボールを足してさらに不安定にさせます。そのボールの数もどんどん増やすごとに観客の緊張感も高くなり、最後の1個を乗せ終わるとこの日一番の送っていただくことができました。その他にも数名の生徒にステージに上がってもらい、傘回しを体験してもらうコーナーも設け、曲芸を体験してもらいました。こちらも奮闘する生徒達の様子で会場は大盛り上がりとなりました。
こうして最後の最後まで盛り上がったまま終了。担当の先生からも「伝統芸能に触れたことのある生徒は多くないようで、ひとつひとつの芸に、感動していたと思います。ありがとうございました!」とおっしゃっていただけました。
総評
先生もおっしゃっていましたが、こちらとしましても伝統芸能を若いみなさんにご覧いただけ、本当に嬉しく思います。今後も太神楽、伝統芸能がもっと多くのみなさんにご覧いただけるよう、我々もその魅力をアピールしていきたいと思います。p>