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大道芸人のライセンス制度って何のことでしょうか?
大道芸人の主な活動場所
まず、大道芸人の方たちの主な活動場所ってどこだと思いますか?
だいたい3つに分けられます。
- イベント出演:出演料をいただき、呼ばれてショーを行っています。
- 無許可の大道芸:場所の管理者の許可を得ずに行う大道芸です。
- 許可を得た場所での大道芸:事前に場所を管理する組織から許可を得て、大道芸を行います。
(これをイベントパートナーが仲介しています)
(最近では「ゲリラ」と呼ばれているそうです)
(これが今回説明するライセンス制度が無いと出来ないことになります)
大道芸人のライセンス制度とは?
「ライセンス」には英語で、免許・許可・承認といった意味があります。
この意味の通り大道芸のライセンス制度とは、各自治体などの管轄で、専門家などの技量審査を通して、プロとして認められたパフォーマーにライセンスを認定している制度になります。
ライセンスを取得したパフォーマーは、各自治体で定められた公園や広場などで大道芸を行うことができます。
パフォーマーライセンスは現在いくつもありますが、大きな注目を集めたものは、2002年から施行された東京都が発行している大道芸ライセンス制度「ヘブンアーティストライセンス」だと思います。
上野公園や葛西臨海公園、お台場等いろいろポイントがあるそうです。
これをはじめとして、各地の自治体等が発行する大道芸ライセンス制度は、近年増えています。
東京都以外ですと、例えば「大阪パフォーマーライセンス」「名古屋APPLライセンス」「名古屋ポップアップアーティスト」「まちくるパフォーマーズ仙台」「千葉大道芸ライセンス」等、他にもいろいろ増えてきています。
なおこのライセンスは、一般の路上や施設でのパフォーマンスを許可するものではなく、指定の場所・時間での活動を許可するものになります。
ちなみに合格率は・・・約10%程度だというウワサです!
狭き合格率のため大道芸人にとってライセンスは誇らしい認定であり、大道芸人のプロフィールには、ライセンスを持っていれば記載されていることがほとんどだと思います。
ライセンスの使用例
- 日本テレビが「日テレアート大道芸」としてライセンスを発行し、街の活性化やイベントなど各地で脚光を浴びつつあります。
- 全国各地のライセンスを取得し、パフォーマーの知名度を上げる努力をしています。