開催日
2011年7月24日
開催場所
宮城県黒川郡富谷町
パフォーマー
大道芸人
お問い合わせ内容
宮城県黒川郡富谷町にある公民館に大道芸人を呼びたいというお問合わせをいただきました。7つの子ども会さんが合同でイベントを開催するにあたり、大道芸人に震災で元気のない子ども達に楽しませてほしいとのことでした。
パフォーマーの紹介
バルーンアート、ジャグリング、マジック、パントマイムといったパフォーマンスと時事ネタも挟む軽快なトークが人気のパフォーマーがお伺いしました。子ども会さんのイベントにこれまでも数多く出演しており、子ども達の心を掴むのもお手の物。たちまち笑顔に変えてしまいます。特にパントマイムのパフォーマンスは時折入れる変顔?のおかげか、会場を爆笑の渦に巻き込みます。
会場の様子
仙台駅より車で40分ほど離れた場所にある公民館にお邪魔しました。比較的震災の影響はそこまでなかったように感じました。そんな会場で行われた今回のイベントですが、7つの子ども会さん合同ということで、子ども達の数は500人近かったと思います。さすがに全員は入りきりませんでしたので、2回に分けてショーを実施しました。
ショーの様子
震災から4ヶ月が過ぎ、少しずつですがこの地域も活気が戻ってきたと役員さんがお話されていました。しかし、ボーリング場などの娯楽施設はほとんどが営業休止中。その代わりにに大道芸人を呼んで楽しい時間を過ごしてもらおうということで企画されたそうです。そのため、子ども達もこのイベントをとても楽しみにしてくださっていたそうです。
公民館の中で一番大きいホールでショーをやらせていただきましたが、とても広く、観客席も階段式になってましたので、子ども達にも見えやすかったと思います。子ども達、役員の保護者のみなさんの期待に応えるべく、この日はパントマイム、バルーンアート、ジャグリングなどこのパフォーマーの豊富なレパートリーから厳選したパフォーマンスに皿回しなど子ども達にも体験してもらえるパフォーマンスもショー構成の中に入れ精一杯やらせていただきました。すると、子ども達もそれに応えてくれるように終始、笑顔を浮かべてくれ、中には声を上げてご覧になっている子もいました。特に2回目では、その場で座ってできるパントマイム体験コーナーも設けたのですが、基本の壁、変顔、笑顔の作り方を教えましたが、どの子も本当に楽しそうにしていました。
こうして、2回とも大いに盛り上げることができました。担当の役員さんからも下記のようなコメントからとても喜んでいただけ、またパフォーマー自身も「楽しくやれた!」という報告もあるなど最高の結果になったと思います。
子ども会役員さんのコメント
今回はお世話になりました!
宮城の中では内陸に位置するので、被災地としてテレビに映ることはありませんが映画館は再会の見込みが立たず、ボーリング場も閉鎖という現実。そして何よりも余震に怯える毎日。親として、子ども会として子ども達の笑顔は最高の贈り物でした。
震災以降、大きなイベントは久々だったので、子ども達がはじけるまでに時間はかかりましたが帰り道の笑顔、笑顔、笑顔!!ジャグリングは子供にもわかりやすく、おしゃべりも上手で小学生だけでなく年齢を飛び越えてみんなを楽しませてくれました コーンを使ったパフォーマンスは子供から「どうやってたの?」と後で質問された程です!
終了後も保護者の方から「子供がとっても喜んでいました」「私も夢中になって見ました」「とっても楽しかった」とたくさんのメールをいただきました。
宮城県内ではまだまだ活気が取り戻せていない部分がたくさんあります。 でも子ども達の笑顔は私達にも勇気と元気をくれました。午前、午後と二部に渡り、しかも長距離の移動お疲れさまでした。 また機会がありましたらよろしくお願いいたします。
総評
大変お喜びいただけたようで我々も嬉しく思います。「心から笑えるのはまだまだ先かも知れません。でも今の自分に出来る事はコレだし、今後もコレだし、だからこれからも目の前にいる人達を全力で笑わせていきますよ!」とパフォーマーが言っていたのですが、我々も同じ気持ちです。より多くの方に笑顔を届けられるよう頑張っていきます。