お正月で賑わう元日のショッピングモールに縁起物・獅子舞を派遣！in愛知県名古屋市

獅子舞の起源

　獅子舞の起源は1400年以上前の飛鳥時代、推古天皇が在位していた頃に日本に伝わった「伎楽（ぎがく）」の先導して場を清めるための舞と言われています。これは日本史などでもおなじみの「日本書紀」にも書かれており、かの聖徳太子もその普及に貢献していたそうです。その後、日本全国に広まり、その地域独自の信仰や風習などが加わり、現代まで伝わっています。

会場の様子

　今回お伺いしたのは名古屋市の郊外にあるショッピングモール。店頭には門松が飾られていたり、店舗ごとに個性が出ている福袋の販売などお正月らしさ全開のショッピングモールは朝からご家族連れなど多くのお客様で賑わっていました。そんな館内にの各所に獅子舞がやってくることを告知しているポスターが掲示されていました。

イベントの様子

　獅子舞はこの日は2回の公演を実施しました。お正月の縁起物ということもあって子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の方にお集まりいただきました。
　獅子舞公演の流れはまずお囃子に合わせて5分ほどの舞をご覧いただきます。勇ましく舞う獅子の姿にお客様も圧倒されたようでどの方も視線を釘付けにしてご覧になっていました。舞をご覧いただいた後はショッピングモール内を回遊させていただきました。回遊中は獅子舞に噛まれると邪気を食べてくれる＝魔除けになるということでたくさんの方が獅子舞周りに集まってくれ、今回は回遊というよりも定点固定のような形でたくさん噛ませてもらいました。お子様の場合は厄除けの他、学力向上、無病息災といったご利益もあることから自分よりも我が子を噛んでもらおうとする親御さんも多かったです。肝心のお子様は獅子頭に怖がってしまう子もいましたが、親御さんのアシストのおかげで円滑に噛ませてもらいました。微力かもしれませんが、噛んだ子ども達の健やかな成長を願わせてもらいながら噛ませてもらいました。
　順番待ちの行列もできるなど獅子舞の集客にイベント担当者様もご満足してくだった様子で、「元旦から大変お世話になりました。柔軟にご対応いただき誠にありがとうございます。」というお言葉をかけてくださいました。

総評

　昨今のインスタ映えなどの影響もあってか、想定より若い方を噛ませていただくことが多かったように感じました。お正月の定番ですが、なかなか生で獅子舞にふれるという機会は滅多にないと思いますので、こうした形で注目されることはいい傾向だと思います。新しい形で日本が誇る伝統芸能が注目されていけば、後世にも残っていくと思いますので、その一端をイベントパートナーでも担えればなと思います。